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強制わいせつの罪に問われた教諭の男に対する裁判 名古屋高裁金沢支部が控訴を棄却

2024年11月7日 16:10
強制わいせつの罪に問われた教諭の男に対する裁判 名古屋高裁金沢支部が控訴を棄却
強制わいせつの罪に問われた教諭の男に対する裁判で高裁が控訴棄却(7日名古屋高裁金沢支部)

去年 勤務先の小学校で女子児童の胸や下腹部を触ったとして、強制わいせつの罪に問われた教諭の男に対する裁判の控訴審で、名古屋高裁金沢支部は7日、一審の判決を支持して弁護側の訴えを退けました。

福井市木田3丁目の小学校教諭見附史教被告(60)は、去年、勤務先の坂井市内の小学校で、授業中や授業後に女子児童の胸や下腹部などを触ったとして、強制わいせつの罪に問われました。

今年6月に行われた一審で、福井地裁は懲役1年2か月の実刑判決を言い渡し、弁護側は「判決は事実誤認で量刑は不当だ」と無罪を主張し控訴していました。

7日の控訴審で名古屋高裁金沢支部の山田耕司裁判長は、唯一の証拠である被害児童の証言は信用できるとした上で、「小学校は教育の場として家庭の次に安心できる場所であるべきにもかかわらず、教師という立場を利用して、あるまじきわいせつ行為に及んだものであり、下劣で醜悪な犯行は厳しく非難されるべき」として、一審の判決を支持し、弁護側の訴えを退けました。

判決を受けて被害児童の父親が胸の内を語りました。

■被害児童の父親
「有罪にならないと娘も立ち直れないだろうと思う ひとまず安心できた 教育委員会には、これからの児童にきちんと説明をしてほしい 過去の事件として片づけないでほしい 忘れないでほしい」

なお弁護側は、上告するかどうかは見附被告と相談した上で決めるとしています。

最終更新日:2024年11月7日 19:35
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