「逮捕した男からあなた名義の銀行カードが出てきた。あなたも共犯者になる。」などのウソの電話を信じ、福島市の女性が600万円をだまし取られました。

被害にあったのは、福島市の60代の女性です。
1月31日、女性のもとに、愛知県警察本部を名乗る者から「逮捕した男からあなた名義の銀行カードが出てきた。あなたも共犯者になる。」などと電話がありました。
その後、検察官を名乗る者からの電話で「身の潔白を証明するにはあなたが口座に預けているお札の識別番号を確認する必要がある。指定する口座に振り込んでほしい。」などと言われました。

話を信じた女性は、複数回にわたり市内の金融機関から指定された口座に現金600万円を送金しました。
不安になった女性が警察に相談したところ、詐欺にあったことに気づいたということです。

警察は、名目を問わず金銭の要求があったときは詐欺を疑い、相手を安易に信用しないこと。犯人は言葉巧みな話し方で信用させるため、こうした行為は詐欺を疑ってかかること。送金する前に家族や警察に相談することなどを呼びかけています。