福島刑務支所は女性受刑者に暴行を加えてけがをさせた疑いで、30代の女の受刑者を書類送検したと発表しました。

13日、傷害の疑いで書類送検されたのは福島刑務支所に収容されている30代の女の受刑者です。

福島刑務支所によりますと30代の女の受刑者は2024年6月、別の女性受刑者を叩いたり、蹴ったりする暴行を加え、全身を打撲する軽いけがを負わせた疑いです。

福島刑務支所の職員が受刑者らを朝の勤務に向かわせるため単独室の鍵を開けたところ、受刑者が対面する単独室に侵入し、単独室にいた女性受刑者に暴行を加えたということです。

2024年11月、被害を受けた女性受刑者からの告訴を受け福島刑務支所が改めて捜査し、2月13日付けで書類送検しました。
福島刑務支所の調べに対し、30代の女の受刑者は黙秘しているということです。

福島刑務支所は「このような事件が発生したことは遺憾ですが、施設内の規律及び秩序の維持を図りながら、徹底的な施設運営に努めていきたい」としています。