信頼していた業者のお願いを断れなかった 福島県発注工事で入札妨害 県職員を在宅起訴
福島県が発注した福島空港の工事を巡り、設計金額を漏らしたなどとして、県職員が在宅起訴されました。
公契約関係競売入札妨害の罪で在宅起訴されたのは、当時、福島空港建設課主査だった県職員(40代)です。
起訴状などによりますと、職員は2022年3月、県が入札を行った福島空港の盛土工事で、秘密事項の設計金額を石川町の建設会社に漏らしたなどとされています。
このほか、建設会社の元幹部ら3人も、公契約関係競売入札妨害の罪で追起訴されました。
職員は県の聞き取りに対し「信頼していた業者のお願いを断れず、付箋に金額を記載して渡した」と話しているということです。
福島空港の工事をめぐっては、業者側に入札情報を漏らしたなどとして、他の県職員2人が官製談合防止法違反などの罪ですでに起訴(在宅・略式)され、建設会社の元幹部ら3人も設計金額などの情報を受けたとして在宅起訴されていました。
最終更新日:2024年11月2日 17:04