オンラインカジノ問題受け吉本興業が“コンプラ研修” 対面で約700人が参加
「ギャンブルに人生をかけますか?」。吉本興業が所属タレントを対象にオンラインカジノ問題などについてのコンプライアンス研修を行い、対面で約700人が参加しました。
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ジャーナリスト 池上彰さん
「なんで彼は罪に問われたんですか? 水原一平さんは」
3時のヒロイン かなでさん
「人のお金で…」
ジャーナリスト 池上彰さん
「そもそもアメリカって、州ひとつひとつが国みたいなもの。だからそれぞれに法律があるわけ。カリフォルニア州の法律ではスポーツ賭博は違法なの」
ジャーナリスト・池上彰さんと議論を交わしたのは、サバンナの高橋さんや、椿鬼奴さんら人気お笑いタレント。客席で聞いているのは約700人の吉本興業に所属するタレントです。
28日午後、吉本興業は、オンラインカジノ問題をメインテーマにした、コンプライアンス研修会を開きました。
スロットやスポーツ賭博など、スマホやパソコンから24時間簡単にアクセスできるオンラインカジノ。海外で合法的に運営されていても、日本国内からアクセスして賭博を行うことは、全て犯罪です。
しかし、吉本興業に所属するタレント10人弱が、オンラインカジノで賭博をした疑いがあるとして、警視庁から任意聴取を受けました。その中には、史上初のMー1グランプリ連覇を達成した令和ロマンの髙比良くるまさんも。
令和ロマン 髙比良くるまさん
「違法ではないとの認識をしてしまい、オンラインカジノをしておりました」
現在、芸能活動を自粛しています。
こうした中、開かれたコンプライアンス研修会。池上彰さんを交え、何が違法なのかをテーマに議論しました。
ジャーナリスト 池上彰さん
「警察庁の方もおっしゃってましたけど、日本の船・飛行機の中もダメ。日本の領海もダメなんですね。あくまで日本の法律違反は、日本の法律が適用されるところではダメ」
参加したサバンナの高橋さんは、研修会終了後…
サバンナ 高橋茂雄さん
「皆さんに伝わる話をしていただけて良かったなと思っています。元々ギャンブルやらない方ですけど、もちろんこれからもそういうことには気をつけて、周りの後輩とか周りの仲良くしている人たちも、そういうことしないようにいけたらいいなと思います」
吉本興業はオンラインやアーカイブで、所属する6000人ほどのタレント全員に必ず受講をさせるということです。