【イトケン】ウソをつき給湯管を交換した疑い 新たに社員を逮捕 クーリングオフに応じなかったとして会社代表に罰金の略式命令 福岡
給湯管工事を巡り、クーリングオフに応じなかったとして福岡市の住宅設備関連会社が摘発された事件です。3日、新たに社員の男が客から代金をだまし取った疑いで逮捕されました。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、福岡市東区の住宅設備関連会社「イトケン」の社員、山下友哉容疑者(22)です。
警察によりますと、山下容疑者はことし3月から4月にかけて、北九州市八幡西区の76歳の男性の自宅を訪ね、給湯器の温度表示板に出た「036」という数字はエラーを知らせるものだとウソをつき、給湯管を交換し工事代金の名目で8万円余りをだまし取るなどした疑いです。
警察の調べに対し、山下容疑者は容疑を認めています。
住宅設備関連会社のイトケンを巡っては、客にウソをつきクーリングオフに応じなかった特定商取引法違反の疑いで11月、会社が摘発されています。
逮捕された代表取締役の男性は3日、略式起訴され罰金20万円の略式命令を受けました。
イトケンは「無料点検」をうたって電話をかけ、応じた客の自宅で工事を繰り返していたとみられていて、これまでの家宅捜索では、高齢者を中心とした280万人分の名簿が見つかっています。
警察は、山下容疑者が役員らからの指示を受け、客をだましていた疑いもあるとみて調べています。