20日午後、福岡県大川市で酒を飲んで車を運転したとして58歳の男が現行犯逮捕されました。

男は逮捕前、車3台が絡む事故を起こしていました。

警察によりますと、20日午後3時半すぎ、大川市向島の国道で、軽ライトバンが、赤信号で止まろうとしていた軽乗用車に追突しました。

さらに、軽乗用車が追突の弾みで押し出され、前の乗用車に追突しています。

この玉突き事故で、軽乗用車を運転していた20代の男性と、乗用車を運転していた50代の男性が首の痛みを訴えています。

目撃者からの通報を受けて警察官が駆けつけると、軽ライトバンを運転していた男が、急にマスクを着用したことから、不審に思った警察官が男の呼気を調べました。

その結果、男の呼気からは、基準値の7倍近いアルコールが検出されたということです。

酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されたのは、佐賀市の自称会社員・江頭明容疑者（58）です。

警察の調べに対し江頭容疑者は「午前4時から8時にかけて自宅で焼酎などを飲んだ」と話す一方、「酒が残っている認識はなかった」と容疑を否認しています。

軽ライトバンの助手席には、江頭容疑者の40代の内縁の妻も乗っていて、警察は、内縁の妻が飲酒運転と知りながら同乗していたかどうかについても調べる方針です。