ハンバーグは一口分 小学校で給食を減らされる「体罰」市が不適切な指導を謝罪 解決金を支払い和解
福岡県宮若市の小学校で、担任から給食を減らされる「体罰」を受けたとして、児童と両親が市などに損害賠償を求めた裁判は28日、市側が謝罪し、解決金を支払う内容で和解が成立しました。
宮若市の小学1年だった男子児童は2021年、担任から宿題をしていないなどの理由で常態的に給食を減らされていたと主張していました。
ご飯は箸でふたつかみ、ハンバーグなどは一口分しか与えられなかったこともあり、一連の行為は体罰にあたるとして、宮若市と県にあわせて165万円の損害賠償を求めていました。
裁判は28日、市側が不適切な指導だったことを認めて謝罪し、解決金20万円を支払う内容で和解が成立しました。
■男子児童の母親
「私たちの思いをくんでくれて、とても感謝しています。学校は学校、教育委員会は教育委員会と、今は点と点なので、そこがつながって連携していかないと、子どもたちのいい教育はできないと思います。」
和解成立を受けて宮若市は「具体的な内容はすべて差し控える」とコメントしています。