見ず知らずの男に刺され殺害された娘 父親が警察署員に思いを語る 19年前の女性3人連続殺害事件 福岡
19年前、福岡市博多区の公園で当時23歳の女性が殺害されました。娘の命を奪われた父親が警察署員の前で、思いを語りました。
■福島敏広さん(67)
「私たち夫婦の最大の幸せの象徴だった存在が、たった1人の男の欲望と凶行により、いとも簡単に奪われてしまいました。」
22日、博多警察署の署員およそ150人の前で話したのは、19年前に起きた殺人事件で娘を奪われた福島敏広さん(67)です。
2004年12月から翌月にかけ、福岡県内で3人の女性が犠牲になった連続殺人事件。
当時23歳だった福島啓子さんはこの事件の被害者の1人で、出勤途中、見ず知らずの男に刺され、死亡しました。
■敏広さん
「多くの方々と触れ合い、その都度、我が子の遺志を引き継ぐことで、我が子がこの世に生を受け過ごしてきた証しを確認できている。」
遺族としての思いを警察に伝えた福島さん。犯罪から市民を守ってほしいとメッセージを送りました。