異物混入発覚後も学校給食に使用 福井市「厚めに皮をむけば異物は取り除けると思った」 業者から納入のニンジン、ガラス片見つかる
福井市の学校給食に異物混入が相次いだ問題で、市の学校給食センターが、異物の混入が疑われていた食材のニンジンを別の日の給食にも使っていたことが分かりました。
福井市の学校給食センターが提供した給食に2度にわたって異物が混入していた問題。業者から納入されたニンジンの段ボールの中に小さなガラス片が複数見つかり、外部から混入したことが分かりました。
ところで、11月20日に提供された「とうふのみそ汁」からガラス片が見つかった際、市は混入が疑われる食材は使わないと発表していましたが、同じ日に納入されたニンジンを、25日の給食の汁物に使用していたことが分かりました。
25日午前中までにガラス片が見つかったため、調理した汁物は提供されず、万が一の事態は避けられましたが、市は「当時はどの食材に異物が混入したか分からず、ニンジンなら厚めに皮をむけば異物は取り除けると思った。認識が甘かった」とコメントしています。