相次ぐ異物混入 福井市の学校給食が急きょ中止に 弁当材料求めて保護者が食品スーパーに駆けこむ
20日に小学校の給食から異物が見つかったことを受け、福井市は21日から2日間、46校で給食の提供を停止しています。市内の食品スーパーには、保護者らが急きょ弁当の材料を買い求めて駆け込んでいます。
総菜コーナーにずらりと並んだハンバーグやチキンステーキ。福井市日之出の食品スーパーではいつもより多めに総菜を販売しています。
■買い物客
「急きょ今日と明日が弁当と言われたので作っている」
20日、福井市の清水東小学校の給食で、「とうふのみそ汁」から大きさ1・5ミリの透明の異物が見つかりました。
これを受けて、福井市学校給食センターから提供を受けている市内の小中学校46校では、21日と22日の給食が停止になりました。
突然の学校からの知らせに、校区内にある食品スーパーには、弁当の材料を買い求める保護者が駆け込みました。
■弁当用のおかずを買いに
「不安ということもあったので、まだ弁当のほうが安心だと思う 一日でも早く給食が復活してほしいというのが正直な思い」
この店では、20日は先週の水曜日と比べて来店客が100人近く増え、売り上げも7パーセント増えたということです。
■ハーツ恐竜 友田明宏店長
「このような状況なので、十分に商品が売り場にあるように、総菜もいつもより多めに作っている」
福井市給食センターで作られた給食からは今月13日にも2つの学校で2ミリから4ミリのガラス片が見つかっています。
2週連続で異物が混入したもののいずれも原因は分かっていません。
福井市では、調理設備や食材の納入業者への調査を行なっていて、安全性が確認されれば週明けから給食が再開される見通しです。