「ネットショップで稼げる」SNSでだまされた70歳の男性 5800万円あまりの被害
SNSでウソの経営話を持ちかけられた70歳の男性が、5800万円あまりをだまし取られました。
警察によりますと、筑紫野市に住む70歳の男性はことし5月、マッチングアプリで知り合った30代の女性をかたる人物とSNSで連絡を取るようになりました。
やり取りの中で「ネットショップをやれば確実に稼ぐことができる」などとすすめられた男性はショッピングサイトに登録し、商品の仕入れ代金の名目でことし5月上旬から21回にわたって、指定された口座に合計5810万円を送金したということです。
男性は今月4日になって入金をやめたいと申し出ましたが、手数料を要求されたため、さらに49万円を振り込みました。
男性の行動を不審に思っていた家族が警察に相談し、詐欺の被害に気づいたということです。
やり取りはすべてSNSのメッセージで行われていて、警察は「面識のない人にお金を振り込んではいけない」と注意を呼びかけています。