JR九州 中期経営計画を発表 古宮社長「ローカル線のあり方について議論推進へ」
JR九州は11日、中期経営計画を発表し、ローカル線の将来のあり方について議論を推進する方針を示しました。
■JR九州・古宮洋二社長
「これから人手不足になります 物価も高騰し人件費も上がっています 同じことやっていたら鉄道は潰れます 何かしないと鉄道の将来は成り立ちません」
JR九州は、鉄道事業について2030年度までに、140億円以上の収支改善を目指しています。
来年度から3年間の中期経営計画では、AI=人工知能の導入や自動運転の拡大を通して固定費の削減などに取り組むとしています。
さらに古宮社長は、JR指宿枕崎線やJR日南線などのローカル線について、地域の足を維持するため、ほかの交通事業者との連携に前向きな姿勢を示しました。
また高速船・クイーンビートルの浸水隠ぺい問題などを受け、グループ全体でガバナンス体制を強化する方針です。