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【大雨】「車が浮いてしまった」アンダーパスで浸水 宗像市では7月最大となる雨 福岡と佐賀の1日のドキュメント 

2024年7月1日 17:56
【大雨】「車が浮いてしまった」アンダーパスで浸水 宗像市では7月最大となる雨 福岡と佐賀の1日のドキュメント 
大雨1日のドキュメント

1日、福岡県・佐賀県で大雨となりました。各地で道路の冠水が相次ぎ、生活への影響が出ています。

■宮原真記者
「北九州市内の都市高速道路です。雨が激しく視界が見づらくなっています。」

各地で大雨となり、福岡・佐賀の一部地域に大雨警報や土砂災害警戒情報が発表されました。

北九州市小倉南区市丸の川で1日午前11時半ごろ、男性の遺体が見つかりました。遺体が発見された川とつながる側溝に自転車が落ちていたということです。警察は、雨で増水した側溝に男性が自転車ごと側溝に落ちて川に流された可能性が高いとみています。

午前10時半ごろの佐賀市の映像です。午前中とは思えないほど暗く、多くの車がヘッドライトをつけて走っています。

■板谷康司カメラマン
「道路が冠水し、車が水しぶきを上げながら通っています。」

大雨の影響で、各地で道路が冠水しました。北九州市八幡西区のアンダーパスでは。

■川﨑直人記者
「通行止めとなっているこちらのアンダーパスでは現在、浸水した車を移動させる準備が進められています。」

■運転していた人
「車が何台かいたので、反対車線の車も来たんやろうな思って大丈夫かなと行ったら、そのまま浮いてしまった。」

福岡県宗像市田熊の県道でも。

■元木寛人アナウンサー
「あちらの車、いま冠水で動けなくなっています。水は車のバンパー近くまで浸水している状況です。」

宗像市では午前6時すぎまでに、7月最大となる1時間に65.5ミリの雨を観測しました。

■住民
「一番ひどい時に通ったみたいで、通行止めなんか初めてだもんね。雨でね。何も見えないんだもん。線も、縁石も。」

これは、午前6時50分ごろの福岡県宗像市田熊の映像です。冠水した道路を車が通ると、泥水が波のように周囲へと広がっていきます。

■撮影した人
「午前6時前くらいから急に雨が激しくなって目が覚めて。何年かに1回、こういうふうに“川”になることがあるので。ドアというか引き戸で、そこからちょっと水がちょっと入ってきて。」

この道沿いに住む人は。

■住民
「今回、初めてここまで水が来たんですよ。いつもこの辺で終わっていたんですが、ここまで来たので土のうを家の中に。車が通ると水が来る。」

こちらは水が家の中にまで入ってきたといいます。

■住民
「車が通るでしょ。あれで波でばーっとね。」
■元木アナウンサー
「水は家の中には入らなかったですか 。」
■住民
「イスのところまで。」

福岡県宗像市によりますと、市内で道路の冠水と土砂崩れが合わせて4か所で起きたということです。ケガ人の情報はありません。

この雨は通勤・通学の人たちを直撃しました。

■大学生
「北九州まで行きたかったのですが、途中が止まっているのでどうしようかなという感じです。」
■会社員
「大分に出張で。11時までに着かないといけなかったのですが、予定が立たなくて困っています。」

JRの在来線は大雨の影響で遅れや運休が相次いでいます。

■財津ひろみアナウンサー
「久留米市田主丸町の巨瀬川、濁流が流れ、水位が上がっているのが確認できます。その影響で、奥の道が冠水していて、水が勢いよく流れているのが確認できます。向こうから車が来ましたが、冠水に気づいてバックしているみたいです。」

冠水に気づいた車が、続々と来た道を引き返していきます。去年7月の大雨で甚大な被害が出た久留米市田主丸町。

■住民
「えらい急に降ったんですね。去年の豪雨の時もこうなったけ。家まで上がった。」

気象庁は、山国川上流部と筑後川上中流部に氾濫注意情報を発表しています。この雨は2日朝まで続く見込みで、引き続き警戒が必要です。

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