医師や息子を名乗る男から次々に電話を受けた80歳の女性が、現金およそ200万円をだまし取られました。

警察によりますと7日午後1時ごろ、北九州市八幡西区の女性（80）の自宅に、医師を名乗る男から「息子さんが病院に来て喉に腫瘍が見つかった。家族でがんの人はいますか」と電話がありました。

その直後には、女性の息子を名乗る男から「病院を受診したら、がんだと言われた」「450万円必要だ。同僚の親が一部負担してくれるが、お母さんもできるだけ用意してくれないか」などと何度も連絡がありました。

女性は自分の口座から現金を引き出し、自宅付近まで来た“息子の同僚を名乗る男”に現金200万円を手渡したということです。

その後、家族に相談した女性が息子に電話で確認して詐欺にあったことに気づき、警察に被害届を提出しました。

警察は「電話でお金の話はすべて詐欺、すぐに110番通報してほしい」と注意を呼びかけています。