【博多ストーカー殺人】別の傷害事件の裁判が結審「付きまとわれたりしなかったらやっていなかった」福岡
JR博多駅近くで起きた“ストーカー殺人事件”の被告の男について7日、別の傷害事件の裁判が開かれました。寺内被告は「付きまとわれたりしなかったら、やっていなかった」などと述べ、裁判は結審しました。
寺内進被告(32)は去年1月、JR博多駅近くで、元交際相手の川野美樹さん(当時38)を待ち伏せし、殺害したなどの罪に問われています。
7日はその事件の5か月前に、福岡市博多区の路上で、当時40歳の男性の顔を殴り重傷を負わせたとされる事件の裁判が開かれました。
検察側は7日の裁判で「無抵抗な被害者を一方的に殴った犯行だ」と指摘しました。
一方、弁護側は寺内被告が当時、一緒にいた川野さんを被害男性らが連れ去りにきたと誤認し暴行したと無罪を主張しました。
最後に寺内被告は「ケガをさせたことは間違いないので申し訳ない」と謝罪した一方、「付きまとわれたりしなかったら、やっていなかった」などと述べ、結審しました。
この裁判では、有罪か無罪かを判断する判決が3月26日に言い渡されます。ストーカー殺人事件については別に、裁判員裁判が開かれます。