浅野文庫など収蔵の図書館建設へ 市長公館を建て替え 広島市
広島市の中央図書館が所蔵する「浅野文庫」などを収蔵する図書館を、現在の市長公館を建て替えて新たに建設する方針を、広島市が固めたことが分かりました。
広島市は、中区にある中央図書館を、JR広島駅前のエールエールA館に移転する計画を進めています。一方、旧・広島藩主の浅野家から寄贈された「浅野文庫」や、広島ゆかりの作家の史料は、別の場所で保存するとしていました。
関係者によると、広島市は中区にある市長公館を新たに図書館として建て替え、これらの文学史料を保存・公開する方針を固めたということです。市長公館は、浅野家の庭園として築かれた縮景園に隣接しています。広島市の松井市長は、浅野文庫などについて「広島の文化・伝統を伝える貴重な資料を、後世に残したい」と発言していました。
【2024年1月11日放送】