「ネバーアゲインつなぐヒロシマ」番組に出演してくれた高校生平和大使の話題です。アメリカで開かれている核兵器禁止条約の締約国会議に広島から向かった高校生平和大使は、現地の大学生と交流し、平和への思いを訴えました。

■高校生平和大使 沖本晃朔さん
「被爆者の経験、声、意思は不可欠です。これらは『核のタブー』を生み出し、核兵器に対する反対感情を喚起することにつながります。それが被爆4世である私ができること、やるべきことだと考えています。 人類の夢を実現するために一緒に頑張りましょう」

スピーチでこう呼びかけたAICJ高校の沖本晃朔さん。高校生平和大使を代表して現地に派遣され、ニューヨークの大学生に被爆者の体験を話すなどして、核廃絶への思いを伝えました。日本政府がオブザーバー参加を見送った核兵器禁止条約の締約国会議。大使の3人は会議を傍聴し、決意を新たにしました。

■高校生平和大使 沖本晃朔さん
「被爆者の声を世界に伝えていくっていう活動がいかに意義があるかしっかりと認識しているので、 今一度、自分の曽祖母の被爆体験をベースに、被爆者の方の声を世界に未来に繋げていきたいと思う」
《2025年3月7日放送》