【特集】定額でおむつ使い放題のサブスク開始 「準備の負担が減った」広島市の保育園
広島市立の全ての保育園と認定こども園で、おむつが『定額で使い放題』となるサービスが始まりました。保護者と保育士、双方の負担軽減が期待されます。
新年度が始まったばかりの広島市内の保育園で、4月から導入されたのが「おむつのサブスクリプション」です。
■わかくさ保育園 園長・梅野和希子さん
「運び込まれたおむつは、この場所で保管しています。ここで、在庫もいっぺんに目視できるので、管理はしやすいかなと。」
「おむつのサブスクリプション」は、月額2180円で、保育園にあるおむつとおしりふきが、使い放題になるサービスです。対象は、広島市立の全ての保育園と、認定こども園に通う0歳児と1歳児の保護者です。これまでは、保護者がおむつを用意し、1枚ずつ名前を書いて毎日持参していました。
■保護者は…
「負担が減りましたね。朝の事前の準備がなくなって。」
■保護者は…
「毎日、6枚くらい(おむつを)持ってきていたんですよ。荷物も軽くなったので(子どもに)持たせやすいし。」
おむつを預かっていた保育士側は、園児ごとに管理する負担が減るといいます。
■わかくさ保育園 園長・梅野和希子さん
「利用してくださる保護者が多ければ多いほど、保育士の負担も少なくなるのかなと。」
一方、料金について、こんな声も。
■保護者は…
「計算したら、今使っているおむつを使った方が安かったので。」
この園では、サービスの対象となる40人のうち、38人が利用しているということです。
「おむつのサブスク」のしくみは、保護者が毎月の利用料を事業者に支払うことで、保育園におむつとおしりふきが届き、使い放題となります。おむつの種類や1日に使う枚数によっては、月額2180円の元が取れないという意見もありましたが、保護者の負担は減りそうです。4月から導入した広島市によると、およそ1200人の保護者から申し込みがあったということです。
広島県によると、「おむつのサブスク」は2024年の時点で、東広島市や呉市などで導入しているということです。
【テレビ派 2025年4月2日放送】