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サンフレッチェ広島のファンが描く二次創作 「細かいところに気を配った作品」 ワクワクが詰まったアート展をプレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年2月10日 8:00
サンフレッチェ広島のファンが描く二次創作 「細かいところに気を配った作品」 ワクワクが詰まったアート展をプレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。澤村優輝アナウンサーが、サンフレッチェ広島のファンアート展ついてお伝えします。

サンフレッチェ広島の新しい本拠地となる「エディオンピースウイング広島」のすぐそばで、サンフレッチェ広島のファンアート展が行われています。「ファンアート」とは、ファンによるアート作品のことです。一般的には、作品にリスペクトを持って描かれた二次創作などの意味として使われています。

サンフレファンのイラストレーターが描き上げた作品は、そごう1階の特設会場で開催されている「りおた サンフレッチェ広島ファンアート展」で展示されています。選手の特徴的なプレーを切り取ったイラストや、サンフレッチェ広島の選手やOBなどにまつわるイラストが、およそ20点展示されています。

手掛けたのは山口県在住のイラストレーター・りおたさんです。

■イラストレーター・りおたさん
「もともと好きだったんですけど、こんなに描いてるともっと好きになっちゃいますね。スタジアムに行かない人でも、なんとなくお買い物に来て、おもしろそうだから立ち寄ってみたって人も、楽しんでもらえたら嬉しいなと、そんな気持ちでお待ちしています。」

りおたさんは、ファンアート以外にもスポーツチームの公式グッズや、広告物など全国的に手掛け、活躍の幅を広げています。例えば、2022年のカープ本拠地開幕の時の新聞の見開き広告は、多くの人に馴染みがあるかもしれません。

展示されている作品の中でも圧巻なのは、フォトスポットです。こちらは、昨シーズンのエディオンスタジアムのホーム戦、ラスト2試合に飾られたものとなっています。ファンアートを描き続けたりおたさんは、「初めてチームと仕事をすることができた。1つの思いも届いた作品」と話していました。

今回、制作過程となるスタジアムや選手たちの下書きも展示されています。スタジアムの下書きに2日間、選手の下書きに7日間かかりました。そこから、カラー仕上げを行い、細部を調整する作業に2週間かけて、できあがるまでにおよそ3週間かかったということです。細かいところに気を配った作品だと、りおたさんも胸を張っていました。

また、選手1人1人を丁寧に描いた作品も多くあります。サンフレファンの記憶に残る「森﨑ツインズ」の森﨑和幸さんと浩司さんについて、りおたさんは、「それぞれ表情の特徴などを、まずバーっと紙に書き出してから、それをひとつひとつ落とし込んでいく作業と、その選手の印象的な、特徴的なプレーを切り取りたいという思いがある。」ということです。和幸さんはパスで味方の攻撃を始めるところを、浩司さんは相手陣内でのフリーキックを想像できるような、細かな工夫もたくさんされています。

最後に、新しいスタジアムの気運を高めるためのイラストが展示されています。こちらはファンアート展だけではなく、紙屋町シャレオやバスセンターなどにも貼り出される予定となっています。真ん中には、まもなくこけら落としのエディオンピースウイング広島、その隣にあるグリンアリーナや平和公園、原爆ドームも描かれており、見てるだけでワクワクしてくるような作品です。素敵な作品の数々を展示している「りおた ファンアート展」は、そごう一階特設会場の2月末まで開かれています。

【テレビ派 2024年2月8日放送】

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