（ジャーナリスト 池上彰さん）
「トランプさんは、いつもあくまでも取引ディールなんです。多国間で、みんなで一緒に何かをやっていこうというのは嫌いなんです」

この講演会は、徳島大正銀行の取引先の企業らでつくる「とくぎんサクセスクラブ」の新春記念として行われ、会員約1600人が集まりました。

池上彰さんは「ニュースから未来が見える」をテーマに講演を行い、アメリカの次期大統領に1月トランプ氏が就任することによる日本への影響について解説しました。

（ジャーナリスト 池上彰さん）
「メキシコからの輸入品に25%の関税をかける。トヨタ・日産・ホンダにしても、せっかくメキシコに工場を作ったのに、アメリカに日本の自動車が売れなくなるんじゃないか、こういう危機意識リスクが非常に高まっている」

また、講演の最後には少数与党となっている国内の政治状況に触れ、「意見が違う人が議論し、妥協点を見つける本来の民主主義の姿であり、プラスに考えるべき」と話しました。

参加者は、池上さんの分かりやすいニュース解説に聞き入っていました。