2024年7月、徳島県阿波市吉野町の県道で、飲酒した上で車を運転し、原付バイクの男性をひき逃げして死亡させたとして罪に問われている男の初公判が、11月26日に開かれました。

起訴状などによりますと、徳島県阿波市土成町秋月の麻雀店経営者の41歳の男は、2024年7月、飲酒したにも関わらず阿波市吉野町の県道で普通乗用車を運転し、75歳の男性が乗った原付バイクに追突したうえ、飲酒の発覚を免れる目的で現場から逃走し、死亡させたとして、過失運転致死アルコール等影響発覚免脱などの罪に問われています。

この日の初公判で、男は「何かに当たったのには気づいたが、人に傷害を負わせた認識はなかった」と述べ、起訴内容を一部否認しました。

また弁護側も、事故の報告違反は認めたものの、救護義務については無罪を主張しました。

一方で検察側の冒頭陳述では、男が事故の前日から居酒屋などで飲酒した上で車で帰宅途中であったなどと述べました。

次回の公判は2025年1月10日に開かれます。