5月26日未明、徳島市国府町のパチンコ店の駐車場で男性が刃物で刺された事件で、警察は逃げた男3人を特定し、うち2人を殺人未遂の疑いで逮捕しました。

残る1人については、行方を追っています。

（渡辺大世記者）
「事件があったパチンコ店の駐車場です。こちらでは現在、暗闇の中照明をつけて鑑識による作業が行われています」

この事件は、5月26日午前0時すぎ、徳島市国府町のパチンコ店「ミリオン国府店」の駐車場で、近くに住む職業不詳の57歳の男性が刃物で腹部などを複数か所刺され、意識不明の重体となっているものです。

現場となったパチンコ店の駐車場は国道192号に面していて、付近には住宅街も広がっており、国府小学校や国府中学校も近くにあります。

（近隣住民）
「子どもが（国府小学校の）運動会なので、その朝の登校の連絡で初めて知りました」
「びっくりです。こわいです」
「家が近いんで怖いですね」

夜が明けると、現場の駐車場には鑑識が置いたおびただしい数の番号札が確認できるようになりました。

刺したのは3人から4人の男で、刃物を持ったまま車2台に分かれて逃走したと見られています。

（渡辺大世記者）
「犯人は駐車場内に止めてあった車に乗り、こちらの国道を東へ逃走したということです」

防犯カメラの映像などから、警察は逃げた男らのうち3人を特定。

このうち、徳島市川内町の自営業の58歳の男と、徳島市栄町の無職の61歳の男を、殺人未遂の疑いで27日に逮捕しました。

残る1人は50代の男で、警察は逮捕状をとって行方を追っています。

警察などによりますと、刺された男性は電話で知人に呼び出されて現場に向かったところ、いきなり刺されたということです。

現場となった駐車場から約200m離れた場所には交番もあり、深夜とは言え、人目に付きやすい場所でなぜ犯行はおこなわれたのか?

警察は、刺した動機や容疑者らの関係性などを調べています。