ごみ収集所からアルミ缶持ち去ろうとして現行犯逮捕 過去に複数回の禁止命令
熊本市のごみの収集所から販売目的でアルミ缶を取り出した疑いで、46歳の男が現行犯逮捕されました。
熊本市の廃棄物処理および清掃に関する条例違反で逮捕されたのは、中国国籍の無職の男(46)です。警察によりますと、男は2月8日午前6時45分過ぎ、熊本市北区龍田にあるごみ収集所に捨てられたごみを物色。中からアルミ缶数十本を取り出し、販売目的で自身が運転する軽トラックに積み込んだ疑いがもたれています。
熊本市は、条例でごみ収集所から缶などの資源物を持ち去ることを禁止しています。男は2021年の7月から去年にかけ数回にわたり、熊本市からごみ収集所から資源物を持ち去ることの禁止命令を受けていました。
8日は、早朝からごみ収集所の近くで張り込んでいた県警の捜査員と熊本市職員が、ビニール袋に数十本のアルミ缶を入れ、軽トラックに積み込む男の姿を確認。捜査員が現行犯逮捕しました。警察の調べに対し男は「生活費を稼ぐためにやっていた」と容疑を認めているということです。