「激しい音で目が覚めた」日本製紙の八代工場でボイラー爆発 400m離れた所にも黒い灰が
19日早朝、八代市の日本製紙の工場で電気を作るためのボイラーが爆発しました。逃げようとした男性従業員が左足を打撲するなどのけがをしました。
午前5時過ぎ、JR八代駅近くで撮影された映像。工場の建物から煙と炎が上がっているように見えます。ボイラーの爆発が起きたのは、八代市十条町にある日本製紙八代工場です。消防によりますと、近くに住む人から「爆発音がして煙が見える」と通報がありました。
工場から400メートルほど離れた場所に住む男性は、「ドーンという激しい音で目を覚ますと、飛行機が飛んでいるような音が10分ほど鳴り続いた」と話しました。その後、男性の自宅周辺には、黒い灰のようなものが散乱。日本製紙によりますと、爆発で灰のようなものが周辺に飛散したため、従業員が清掃を行ったということです。
爆発当時、ボイラーの近くには6人の従業員がいて、20代の男性従業員1人が逃げようとした際に転倒し軽いけがをしました。
日本製紙や警察と消防が爆発の原因を調べています。