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【独自】白川の地下水かん養 参加農家が大幅増加 蓄える地下水量は過去最多の見通し

2024年4月26日 18:44
【独自】白川の地下水かん養 参加農家が大幅増加 蓄える地下水量は過去最多の見通し
大津町や菊陽町など、白川中流域の農地に水を張って地下水かん養を進める事業で、今年度から参加する農家が大幅に増加し、蓄えられる地下水の推定量が過去最多になることがKKTの取材でわかりました。

熊本市、大津町、菊陽町、それに農業関係団体でつくる水循環型営農推進協議会は、20年前から農地に水を張り、地下に水を浸透させる地下水かん養事業を続けています。

今年度も5月1日から水を張る事業が始まりますが、参加する農家が365戸と去年より82戸増加し、水をためる農地面積は537ヘクタールと去年の1.6倍に大幅に増加することがKKTの取材でわかりました。

これに伴い、蓄えられる地下水の推定量は2789万トンとなり、去年の1.8倍に増加し、“過去最多”となる見込みです。

協議会では、水を張る期間をこれまでの5月から10月までに加えて、11月から翌年2月までも認め、夏場に米をつくる農家も参加できるようにしました。また、助成金も増額され、例えば15日間水を張った場合、これまでの10アール当たり8250円から1万6000円に引き上げました。

協議会の事務局は、「半導体企業の進出で地下水への関心が高まり、農家が参加しやすい見直しを行ったことで、水張り事業への協力も得られやすくなった」と話しています。

【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
地下水かん養の仕組みですが、田んぼに水を張ることで、その分どんどん地下水が増えることになります。半導体企業が地下水をくみ上げても安心な体制をつくろうとしているのです。今後の取り組みに注目です。

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