「闇バイトに巻き込まれないために」熊本県警が高校で講話 SNSで不審なバイト募集見た生徒も
2日、熊本市の文徳高校で行われた闇バイトに関する警察の講話。
(熊本中央署 松田志保巡査部長)
「皆さんの身近に今、闇バイトへの落とし穴がたくさんあります」
SNSで「1日に数万円稼げる」、「簡単な仕事」などと勧誘し、学生証の情報などを送信させる手口を紹介しました。
(熊本中央署 松田志保巡査部長)
「絶対に個人情報は送らないでください。会ったことがない人に送るということ自体、とても危険な行為であるという危機意識を持ってほしいと思います」
闇バイトをめぐり、熊本県内ではSNSで詐欺事件の「受け子」や「出し子」を募集したとして11月、高校生を含む10代の男女3人が逮捕されました。また、闇バイトに応募して途中で断ろうとしたところ相手に脅されたとして、高校生が警察に相談するケースもあります。
講話を聞いた高校生の中には、SNSで不審なバイトの募集を見たことがあるという人も。
■1年女子
「普通の時給とかよりも高いのは、見たことがある気がします」
■2年男子
「県内でも逮捕者が出ているというのは、どうしても身近に考えて、人ごとじゃないなって思いますね」
■1年女子
「バイトを探すならまずは1人で決めないこと。親とか友達に相談して決めたり、お金にダマされないでバイトを選びたいと思いました」
【スタジオ】
改めて、闇バイトを見極めるポイントです。
①「高額報酬」などの誘い文句
②匿名性の高いアプリへの誘導
③免許証や学生証など個人情報を要求する
これらに該当したら闇バイトだと考えましょう。熊本県警は、年内に県内すべての高校を回って講話をしたい考えです。
県警では、闇バイトに巻き込まれた若者などの相談に応じています。
最寄りの警察署か、「肥後っ子サポートセンター」 電話:0120-02-4976または096-384-4976まで相談を寄せてください。