列車のブレーキ周りにツタが絡まりブレーキきかない状態に 南阿蘇鉄道トラブル
去年4月、南阿蘇村の南阿蘇鉄道立野駅の下り線で1両編成の車両が駅に停車しようとしたところ、ブレーキが作動せず300メートルあまり先で停車しました。車両には16人の乗客乗員がいたほか踏切も通過しましたが、けがをした人などはいませんでした。
国交省の運輸安全委員会は重大インシデントとして調査を進めてきましたが、27日、車両のブレーキに空気を送る床下のレバーが回転し、ブレーキが作動しない状態になっていたことを明らかにしました。レバーの周辺にはツタが絡まっていたということです。一方で、運輸安全委員会はさらなる事実確認が必要として引き続き原因究明にあたる方針です。