NYタイムズ「行くべき52か所」に富山 「Toyama to go」 おわら風の盆を紹介
アメリカの有力紙、ニューヨークタイムズの「今年行くべき52の場所」に富山市が選ばれたことをうけエブリィでは、記事で取り上げられたスポットなどを紹介します。
きょうは、八尾地区の伝統行事、「おわら風の盆」です。
哀愁を帯びた音色と情緒豊かな踊り「おわら風の盆」
哀愁を帯びた音色と情緒豊かな踊りが見る者を魅了する「おわら風の盆」。
ニューヨーク・タイムズの記事では「9月初旬には、提灯に照らされた『おわら風の盆』が八尾で行われ、踊りで賑わう」と紹介されています。
記事を書いた、アメリカ出身の作家は。
クレイグ・モドさん「場所的にはちょっと山のほうに囲まれてるところだから、いやここは素晴らしいなと思って。実際に見に行けなくて残念だったんだけど、ぜひ今年来るインバウンドの客とか、それに合わせて行かれたら一番楽しいんじゃないかなと思って推薦しました」
NYタイムズに取り上げられたことについて八尾おわら資料館は「ひとつの起爆剤になる」と歓迎しています。
演奏の練習場所を来館者に公開する取り組みなどを通し、魅力を伝える考えです。
八尾おわら資料館
八尾おわら資料館 高島正人館長「冬の間ですね、いろんなところでおわら風の盆、密かに練習されてるんですけども、そういうものをもう少し門戸を開いて、観光においでになったときに練習風景も見れるんだということを提供していきたいなと思ってます」
外国語への対応についても改善する考えです。
資料館の展示には英語での説明文も掲載されているものもありますが、一部の内容に限られています。
また、おわら風の盆を紹介する映像も字幕は4か国語に対応していますが、音声は日本語だけとなっていて今後の対応を検討しています。
「(海外からの観光客を)何もわからずに帰してしまうとかえってマイナス効果になる。おわら風の盆、民謡おわらっていうものの歴史とか背景とか内容も少しでも伝わるといいなと思います」
おわら風の盆をきっかけに、9月だけではなく年間を通して富山市を訪れてもらえるよう、観光客を迎えるための取り組みは今後も続きます。