法定速度を60キロ超オーバーし物損事故 富山県警が上市署巡査を処分
立山町の町道を法定速度を60キロ上回る速度で公用車を運転し、物損事故を起こしたとして、県警察本部は15日付けで巡査を懲戒処分としました。
減給1か月の懲戒処分を受けたのは、上市警察署に勤務する巡査です。
県警によりますと、巡査は今年10月6日の午後、立山町の町道を公用車で時速121キロの速度で運転し、道路脇の標識にぶつかる事故を起こしました。
現場は、田んぼに囲まれた見通しのいい道路で、法定速度は時速60キロでした。
車はゆるやかなカーブに差し掛かる際に曲がり切れず衝突したとみられています。
巡査は「仕事を早く終わらせたい思いから、違反と分かっていながらも安易に考え、速度を出した」と話しているということです。
県警は15日、道路交通法違反の疑いで富山地方検察庁に書類送検しました。
巡査は現在も上市署で勤務しているということです。
県警の監察官室は、個人の特定につながるとして巡査の氏名や性別、年齢などを明らかにしていません。