職藝学院 学生募集休止へ 3年以内の募集再開めざす 富山市
富山市にある大工や庭師を育てる学校の「職藝学院」が、入学者数の減少を受け、学生の募集を休止すると発表しました。
2025年春から学生の受け入れを取り止め、学校のあり方を見直して3年以内の募集再開を目指すとしています。
職藝学院は、富山国際職藝学園が運営する専門学校です。
1996年に開校し、建設業や造園業などの人材を育て、これまで県内外の500件以上の歴史的建造物や文化財、庭園の修復や復元に関わってきました。
2024年3月までに933人が卒業し、多くが全国で大工や庭師として活躍しているということです。
入学者数は2002年には101人でピークとなりましたが、2013年以降は10人台の年があるなど、減少していました。
2023年からは従来の2年制を1年制に縮小しましたが、2024年の入学者は8人で、2025年春からの学生の受け入れを取り止めることを決めました。
一般向けの講座は開催していくということです。
今後は、カリキュラムや実習内容などを見直し、3年以内をめどに学生の募集を再開したいとしています。
職藝学院は、「世の中のニーズに合った人材を輩出できる学校を目指したい」としています。