北アルプスで実証実験 入山協力金 約400万円集まる
北アルプスの登山道の持続的な維持・管理のために登山者へ協力金を求める制度の実証実験の結果、およそ400万円の寄付が寄せられました。
協力金は、一口500円で今年8月から先月末まで、山小屋など5か所に設置した協力金箱のほか、銀行振り込みとクレジットカード払いで受け付けました。
その結果、銀行振り込みを中心に395万7764円の寄付が寄せられました。
協力金制度は、環境省や県、山小屋などの山岳関係団体が協議会を設立して今年から実証実験を始めたもので 、2年後の本格導入に向け準備が進められています。
協議会の事務局を務める環境省立山管理官事務所は、「銀行振り込みでは1件で100万円の寄付もあった。最低300万円あれば、維持・管理団体への支援や人材の確保と育成などの取り組みができるので、有効的に活用したい」と話しました。
寄付金の使い道については今年度中に決めるとしています。