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北アの登山道維持へ「協力金」導入を模索 今夏 富山県側で実証実験

2024年3月27日 20:41
北アの登山道維持へ「協力金」導入を模索 今夏 富山県側で実証実験

北アルプスの登山道の持続的な維持・管理のために登山者へ協力金を求める制度の導入に向けて、今年8月から実証実験を始めることが決まりました。

協力金は任意で、ひと口、500円です。

県防災危機管理センターでは27日、中部山岳国立公園内を管理する環境省や山小屋、山岳関係団体などが参加し、「北アルプス富山県側登山道等維持連絡協議会」の設立総会を開きました。

登山道の維持は、管理する環境省や自治体などが行うことになっていますが、管理者が不在の所などについては山小屋の自主的な活動に頼っています。

一方、コロナ禍で経営に打撃を受けた山小屋にとって負担が大きくなっているのが課題です。

このため協議会では、登山者に協力金を求める制度の導入に向けて、今年8月から10月の3か月間、実証実験を行います。

すでに長野県側で導入していて、協力金は任意で、ひと口500円とし、山小屋に設置した寄付箱やクレジットカード払い、銀行振り込みで呼びかけ、2年後の本格導入を目指します。

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