南砺市利賀村の一部の地区で、上水道の水源である沢水が枯れているのが23日朝、確認されました。近くではダム建設のためにトンネルを掘る工事が行われていて、国と市が原因を調べています。

国土交通省利賀ダム工事事務所によりますと、23日朝、南砺市利賀村北原地区の上水道の水源である沢水が枯れているのを確認しました。地区の付近では2023年8月から、利賀ダムの建設に向けて工事車両を通すためのトンネルを掘る工事が行われていましたが、水が枯れたことを受け工事は中断されました。

水源は集落からトンネル工事区間を挟んで1キロ以上南側の山中にあります。地区には6世帯が住むほか、2つの事業所があり、市は給水車を出動させ住民らに水を供給しています。水が枯れたこととトンネル工事の関係は今のところわかっておらず、国交省が市と協力して原因を調べています。