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備蓄米放出 県産米は約1万1000トン 今月10~12日に入札

2025年3月3日 19:30
備蓄米放出 県産米は約1万1000トン 今月10~12日に入札
農林水産省はきょう、政府備蓄米の放出に向けた初回の入札15万トン分を今月10日から12日に実施すると発表しました。このうち富山県産米はおよそ1万1000トンを占めています。

農林水産省によりますと、備蓄米の放出で売り出すのは全国41品種で、初回の入札、15万トンのうち、2024年産が10万トン、2023年産が5万トンとなっています。

KNBのまとめでは、このうち富山県産米はコシヒカリ、てんたかく、てんこもり、あきだわらの4品種で合わせておよそ1万1000トンが含まれています。

流通の円滑化を目的とした政府備蓄米の放出は今回が初めてで、落札した業者に売り渡され、今月下旬にもスーパーなどの店頭に並ぶ見通しです。

今後、高騰するコメ価格の値下がりにつながるかどうかが焦点となります。

一方、去年収穫されたコメを産地や品種ごとに評価する食味ランキングが先週発表され、富山県産コシヒカリが最高評価の「特A」となりました。

このランキングは日本穀物検定協会が見た目や味、香りなどを評価し、最も良い「特A」から5段階で格付けしています。

県産米の「特A」評価は6年ぶりで、このほかの県産米では「富富富」と収穫時期が遅い晩生品種の「てんこもり」がともに上から2番目のAと評価されました。
最終更新日:2025年3月3日 19:30
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