山口県内でこの春卒業した高校生の大学・短大への進学率が初めて5割を超える
この春、山口県内の公立高校及び中等教育学校を卒業した生徒の大学や短期大学への進学率が51.3パーセントとなり、データが残る2003年以降で初めて5割を超えました。
県教育委員会によりますとこの春県内の公立高校及び中等教育学校を卒業した生徒は6581人で、このうち大学や短期大学に進んだのは3379人、率にして51.3パーセントで去年と比べて2.4ポイント上がりました。
5割を超えるのはデータが残る2003年以降初めてとなります。
大学や短期大学への進学に次いで多いのが「就職」で27.4パーセント(1801人)、次いで「専修学校等」で18.9パーセント(1247人)などとなっています。
また大学進学者のうち県内の大学に入ったのは969人、率にして31.1パーセントで去年(27.4パーセント)より3.7ポイント増加しました。
このうち入学定員が増えたことなどを背景に周南公立大が76人(45→121)山口東京理科大が35人と(67→102)それぞれ去年と比べて増えています。
県教委では「大学・短期大学への進学率が増えているのは全国的な傾向」としつつ、「県内の公立大学への進学が増えているのも要因のひとつ」と分析していて、「生徒の進路実現を図るため引き続き支援を行っていきたい」と話しています。