下関市の30代の男性がマッチングアプリで知り合った人物から持ちかけられた、うその投資話をきっかけに暗号資産405万円相当をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺の被害にあいました。

小串警察署によりますと、ことし9月、下関市に住む30代の男性がマッチングアプリを通じて30代の日本人女性を名乗る人物と知り合いました。

その後、SNSの連絡先を交換しメッセージでやりとりをしていたところ、日本人女性を名乗る人物が「私はデジタル資産の運用をしている」「あなたが勉強したいなら教える」「きょうも1711ドル稼いだ」などと話し、暗号資産の投資とサイトでアカウントを作るよう勧めてきたということです。

男性は指示に従い、9回にわたり指定されたアドレスに暗号資産合計405万円相当を送金しだまし取られました。

送金先が開設直後であったため、詐欺を疑った暗号資産の交換業者から男性に連絡があり被害が発覚しました。

男性は女性に対し好意を抱いていた旨の話をしているということです。

警察では投資を装ってお金を要求するのは詐欺の手口として、お金を支払う前に家族や警察に相談するよう呼びかけています。