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錦帯橋「架け替えの記録が完璧に残るこんな橋はない」世界遺産登録に向けた取り組み

2025年1月13日 19:22
錦帯橋「架け替えの記録が完璧に残るこんな橋はない」世界遺産登録に向けた取り組み

錦帯橋の世界遺産登録に向けた機運を醸成しようと、岩国市で講演会などが開かれました。

県と岩国市などが開いたセミナーでは、福岡大学の渡辺浩教授が講演しました。

(福岡大・渡辺浩教授)
「(錦帯橋は)どんなふうに改善・改良されて架け替えられたのか記録が完璧に残っている。こんな橋はほぼない」

1673年に岩国藩主の吉川広嘉が架けた国の名勝・錦帯橋。世界遺産登録に向けた取り組みが続いていて、まずは、国が見直しを進めている国内候補の「暫定リスト」入りを目指しています。

渡辺教授は、創建以来の記録が詳細に残されていることや、市民の橋を愛する意識の高さが錦帯橋の「強み」と指摘しました。

このセミナーは、全国の木造橋を管理する自治体関係者らが集う「木橋サミット」も兼ねていて、橋の維持管理のノウハウや課題について担当者が意見交換していました。

最終更新日:2025年1月13日 19:22
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