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JR山陰線の粟野川橋りょう 橋げたの再利用が可能「ことし中の復旧を目指す」

2025年2月28日 17:28
JR山陰線の粟野川橋りょう 橋げたの再利用が可能「ことし中の復旧を目指す」

大雨で被災した下関市のJR山陰線の粟野川橋りょうについて、JR西日本は橋げたの再利用が可能と判断し、ことし中の復旧を目指すとしました。

これは28日、JR西日本が会見して明らかにしたものです

下関市豊北町にあるJR山陰線・粟野川橋りょうはおととし6月の大雨で被災し、滝部・人丸間のおよそ21キロはいまも不通となっています。

復旧工事の過程でJRが橋げたの損傷度合いを調査した結果、一部補修は必要なものの再利用が可能と判断されたとして、ことし中の復旧を目指すとしました。

正確な時期については「天候に左右されることもある」として明言は避けました。

(JR西日本 広島支社 広岡研二支社長)「まずは直す時期、その後にどのぐらい点検が必要か、(その後)再開時期はお知らせすることになる。」

復旧費用は10数億円としています。

また、全線運休している美祢線についてJRは列車の運行と鉄道設備の管理を分ける「上下分離方式」と、バスと専用道を組み合わせた「BRT方式」の2つを復旧検討部会に提案しています。

2案はことし5月の利用促進協議会の総会に報告される予定で、JRは「持続可能性を考えると鉄道以外のモードについても十分検討してもらえるのではないか」と話しました。

最終更新日:2025年2月28日 19:42
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