去年10月光市で起きた強盗予備事件で実行役の少年らを集めるなどしたリクルーター役の男の初公判が8日開かれ、検察は懲役1年6カ月を求刑しました。

強盗予備の罪に問われているのは茨城県龍ヶ崎市の建設作業員（20）です。

起訴内容などによりますと被告は去年10月、光市の民家で起きた強盗予備事件で実行役の中高生らを集めるなどしたとされています。

初公判で被告は起訴内容を認めました。

検察側は、被告は共犯者からの依頼を受け、インスタグラムなどで少年らを集め、集めた少年3人に対し逐一共犯者からの指示を伝える役割を果たしたと指摘。

そのうえで「強盗の実現に向けて必要不可欠な役割を果たし、報酬をえるために実行された犯行であり、酌量の余地は全くない」などとして懲役1年6カ月を求刑しました。

一方、弁護側は、この一連の犯行には上位の人物がいて、被告は中心的ではないなどとして執行猶予つきの判決を求めました。

判決は今月22日に言い渡される予定です。