【山口天気 夕刊1/26】早くもスギ花粉飛散開始宣言! 本格飛散も例年より早まる可能性 週末は28日(日)午前中の天気の急変に注意
県医師会では、県内19箇所でスライドガラスの上に落ちてきたスギ・ヒノキの花粉を顕微鏡で観測しています。今年は暖冬傾向の影響で、年明けから、少量のスギ花粉が所々で観測されており、萩市の観測地点では1月18日、19日と2日連続で飛散開始基準以上のスギ花粉が観測されたため、県医師会は、今月18日付けでのスギ花粉飛散開始宣言をきょう、発表しました。過去の飛散開始日に比べると、かなり早い飛散開始となりました。
この先も暖冬傾向が続く見通しで、症状が出やすい本格的な飛散も早まる可能性があり、飛散のピークも2月中に迎えることになるかもしれません。また、その後はヒノキ花粉のシーズンもあるため、スギ、ヒノキと合わせると花粉シーズンは2か月以上の長丁場になる可能性があります。大量飛散の翌年は飛散が抑えられる傾向があることから、記録的な飛散となった去年に比べると山口県の花粉の飛散は少なくなる見通しですが、平年並みくらいの花粉が飛ぶ可能性は十分にあるため、入念な対策は心がけるとよさそうです。
山口県内のKRY独自予報です。あす27日(土)朝も氷点下の冷え込みの所が多くなる見込みです。雪が残る山間部を中心に、引き続き路面の凍結にお気を付けください。日中は晴れたり曇ったりの天気。雨の心配はなさそうですが、きょう26日(金)よりは、日ざしは少し控えめとなりそうです。最高気温はきょうよりはやや高くなる見込みですが、日が陰っている時間はあす27日(土)も寒さを感じそうです。真冬の防寒が必要です。
あさって28日(日)は、上空に寒気を伴う気圧の谷により明け方頃から昼前の時間は、大気の状態がやや不安定。所々でにわか雨がありそうです。局地的に少し雨脚が強まる可能性があります。また、気温の低い山間部では雪が交じる所がありそうです。昼頃からは天気は落ち着く見込みで、午後は日ざしが届くでしょう。
週明け29日(月)は晴れますが、30日(火)は天気下り坂。31日(水)を中心に天気が崩れるでしょう。その後、2月のはじめも前線や低気圧の通過で、ぐずつく天気がしばらく長引く可能性があります。洗濯物などへの日ざしの活用はこまめに進めておくとよさそうです。気温は今週より高めで経過しますが、雨の降り方によっては、空気が冷たく感じる日もありそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 中原一徹)