「米原乗り入れ 技術的に十分可能」交通政策専門家が金沢市で講演 新幹線延伸の展望語る
交通政策を専門とする京都大学名誉教授の中川大さんは、建設省や国土庁を経て、富山のライトレールなど各地の地域公共交通の再生・活性化事業に参画してきました。
「石川県内の鉄道と北陸新幹線の展望」をテーマとした講演では、北陸新幹線の延伸ルートについて「事業費や工期の大幅増加など、京都市内を通る小浜ルートの実現は極めて困難」とした上で、米原ルートは費用はかかるが技術的には可能で、代替案として検討していくことが必要」と私見を語りました。
そのほか、IRいしかわ鉄道についても「敦賀開業により、北陸三県に並行在来線会社がそろった。これを機に三県を結ぶ北陸新快速を作り、都市間の移動を緊密にすることで観光誘客などにも大きな効果がある」との持論を展開しました。
最終更新日:2025年1月30日 11:51