農林水産業ボランティア 用水路の泥上げに汗 被災田んぼの再開を後押し
能登の基幹産業である農林水産業の再開支援に向けて、第1陣となるボランティアがきょうから現地に入り、活動を始めました。
県が募集した「能登農林水産業ボランティア」
その第1陣のメンバーのうち、19人がきょう訪れたのは元日の地震に伴う津波で被災した能登町の田んぼです。
参加したメンバーは到着後、さっそく地元の人と協力しながら用水路にたまった土砂を撤去する「泥上げ」の作業に汗を流しました。
三重県から来たボランティア:
「砂浜の砂な感じがしますね」
「自分の家の周りでも田植えがそろそろ始まるので、いつもと変わらないような生活が戻ってくるといいなと思います」
こちらでは担い手の高齢化もあり、来月からの田植えの準備が進まず、復旧が急がれていました。
県によりますと、この農林水産業ボランティアの第1陣はきょうから今月6日までの5日分95人が登録済み。
田植えの時期が迫っているため当面はこの「泥上げ」の作業が中心になるといいます。
この支援に対し、地元の人は…
内浦アグリサービス・東 陽介代表:
「自分たちだけでやるというよりかは、いろんな人が支えてくださると、やりがいも大きくなりますし、そういったところで非常に助かります」
第2陣となる来週分の募集はあすから県のホームページで始まる予定で、能登各地の受け入れ先で農家をはじめ、水産業者などの事業再開を後押しします。