2次避難の高校生 空き教室利用し授業開始 リモートで在籍校の授業を
地震で2次避難している奥能登の高校生の学びの場を確保しようと、内灘町の高校が空き教室を提供し、リモートでの授業が始まっています。
今年度から内灘高校で授業を受けることになったのは、奥能登2市2町の高校に在籍し、現在、地元を離れて2次避難している生徒たちです。
学びの場を確保しようと県が設けたもので、生徒たちは、内灘高校の空き教室を使って今年度から、リモートで在籍する高校の授業を受けています。
また、きょうは体育の授業も行われ、生徒たちはバドミントンで体を動かしました。
内灘高校・古一利明 校長:
「不便な面も多々あると思うのですが、心が晴れるような体を動かせるような体育の授業もあるので元気を取り戻していっていただければなと思います」
県教育委員会・市澤周治さん:
「学校に通うという精神面でやはり生徒さんたちの気持ちも違うんじゃないかなと思っています。不安はあると思うんですけど、できるだけニーズに対応しながら学びを保障していきたいと思います」
2次避難している生徒のほとんどが内灘高校に通っていますが、このほか南加賀などに避難している生徒も希望者は、近くの高校で授業を受けているということです。