国の重要文化財 ふだん見られない「塔屋」を特別公開 青森県弘前市
弘前市にある国の重要文化財のふだんは見られないある部屋が特別に公開されました。
完成120年を記念した特別公開が行われたのは、弘前市にある国の重要文化財「旧第五十九銀行本店本館」で、抽選で選ばれた県内外の20人が参加しました。
弘前の生んだ明治の名匠 堀江佐吉の最高傑作と言われるこの洋風建築は1階と2階が一般公開されていますが、3階の「塔屋」は階段が急で危険なためふだんは非公開です。
当初、展望室として利用された広さ2畳ほどの塔屋は中心街を一望できます。
また、屋根裏のトラス構造は積雪の重さに耐えられるようにと、大小の木材が複雑に組み合わされています。
★地元の人
「初めて入れてとてもうれしいです」
「説明の中では『お偉いさんがきっとお茶したんじゃないか』と本当にそういうイメージの場所でした」
★秋田から
「今もすごくすてきだったんですけど(昔は)もっともっと良い眺めで気分が良かったろうと思いました」
市は貴重な塔屋を見学した人たちにSNSでの発信を呼びかけていました。