処理能力“3倍”新導入の海外製大型りんご選果機とは?「ぶっこみ入庫」にも対応! 青森県弘前市
りんごの大規模生産や国内外への販売を手がける「日本農業」は従来の3倍の処理能力がある海外製の大型選果機を導入しました。
いわゆる「ぶっこみ入庫」にも対応していて、生産者の作業負担が大幅に軽減します。
日本農業が今年9月に弘前市内の選果場に導入したのは、オランダ・GREEFA社製の大型選果機です。
処理能力はこれまでの3倍です。
選果機には内蔵カメラが20基搭載されており、りんご1個につき360度150枚の撮影が可能です。
大きさや色、それに生傷やサビなど1秒間に8個を高速で判別し、35通りに自動で仕分けされます。
生産者にもメリットがあり、選果せずに入庫するいわゆる「ぶっこみ入庫」にも対応しています。
りんごの価格が大きさや色、傷など1粒単位で決まり、生産者にお金が支払われる仕組みです。
最新の選果機を見学した生産者は…
★RED APPLE赤石農園 赤石淳市さん
「農家が選果しなくても良いという選果機すごいと思って今日見ました すごく楽になります生産者としても」
★日本農業 青森事業統括 松本康平さん
「1度収穫したものをそのままいろんなものがぶっ込まれた状態でそのまま出していただける」
「農家のスタイルも良い方向に変わっていくと良いと思っています」
日本農業は大型選果機の導入で、去年の2.5倍の1万9,000トンを国内外に出荷する予定です。