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奥能登唯一の鉄道が…折れた線路に停まったままの列車 のと鉄道 災害調査隊が現地調査

2024年1月11日 20:01
奥能登唯一の鉄道が…折れた線路に停まったままの列車 のと鉄道 災害調査隊が現地調査

地震発生から全線で運転を見合わせている「のと鉄道」。
運転再開の見通しはまだ立っていませんが、沿線住民などの”交通の要”の早期復旧に向けて「鉄道災害調査隊」などが駅や線路などの状況を確認しました。

震度6強の地震におそわれた穴水駅。
地震発生の翌日の駅のホームには、とまったままの列車や、折れてしまったレールが。

のと鉄道旅行センター 山崎研一 所長「そこら中、陥没していて線路も折れているとこが出ている状況で」「(線路が)浮き上がってしまったり一部、完全に分断されているところも一部出てしまっている」

また、駅の事務所は、物などが散乱したり天井には亀裂が入るなどしているため、車両を仮の事務所にしていました。

のと鉄道旅行センター 山崎研一 所長:
「ここで(電車の中で)携帯を充電しながら関係機関とやりとりしてる」「このあたりも結構、家が倒壊したりしているのでちょっと本当にどうしたらいいのか・・・という感じです」

地震によって動かなくなってしまった”交通の要”

被害の状況などを確認するため、9日から10日にかけ、のと鉄道からの要請で「鉄道災害調査隊」が現地調査を行いました。

鉄道災害調査隊大中英次 隊長:
「かなり広範囲に被災の範囲が広がっていると思うそれにともない、広範囲に線路のゆがみを確認」

そして、能登鹿島駅から穴水駅までの区間で見つかったのは。

線路を覆う大量の茶色の土砂や木々。
また、人と同じくらいの大きな岩などがトンネルをふさいでいました。

このような場所が10日の調査で2か所確認されたということです。
のと鉄道は調査隊による調査結果などを参考に運転再開に向けた計画を立てる見通しです。

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