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車が通れぬなら徒歩で届ける 自衛隊が孤立集落へ物資運搬 

2024年1月11日 12:44
車が通れぬなら徒歩で届ける 自衛隊が孤立集落へ物資運搬 
地震で道路が寸断され県内ではいまも3000人以上が孤立状態となっています。
その一つ、輪島市の鵠巣(こうのす)地区には、さきほど、自衛隊により物資が運び込まれました。
中継です。安藤さん。

(中継・輪島市大野町鵠巣地区)
NNN取材団・安藤 翔記者:
「こちら、輪島市大野町の鵠巣地区では、今も700人近くが孤立、小学校などの避難先で、身を寄せ合って生活しています」
「わたしたちは、先ほど、自衛隊と共に、この孤立地区の中に入りました。物資の到着に、避難している方々からは安堵の声が聞かれました」

「石川県によりますと、元日に発生した能登半島地震で、きょう午前9時までに、213人の死亡が確認され、52人の安否が分かっていません」

「また、地震発生から11日目を迎えた今も、石川県では、22地区で、3124人が孤立状態にあります」

「震度6強を観測した輪島市では、半数以上の14地区が孤立、ここ鵠巣地区でも、土砂崩れによる道路の寸断で孤立していて、小学校などにおよそ700人が避難しています」

「さきほど、自衛隊により、水や食料などが運び込まれました」

(電話)山下加南子さん:
「少し安心しました。先の見通しが本当に立たないので、少しでも安心して過ごせるように、物資がそろったらいいと思います」

安藤記者:
「また、自衛隊は、ドローンを使って、上空から土砂崩れの状況を確認したり、重機に使う軽油などの燃料を運び込み、孤立解消に向けて動きを進めています」

「現在のこちらの状況なんですけれども、自衛隊が本来、車で来るところを歩いて現場に向かってきています。徒歩で物資を運ぶという状況が続いています。現在も県内では6つの市や町で50の小中学校が始業式を行えず、
再開のめどは立っていません」
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