「ほんとにピカピカ!」 静岡の中学生 輪島市で“靴磨き”ボランティア 能登に届けた笑顔
静岡県の中学生の少年が石川県輪島市を訪れて、地震と豪雨の被災者に笑顔を届けました。笑顔と共に少年が届けたのは、地元静岡のお客さんからの気持ちです。
輪島市の出張輪島朝市の一画で、真剣な表情で靴を磨くこちらの少年。
静岡県浜松市の中学1年生で、靴磨き職人見習いの大久保海輝さんです。
「よろしくお願いします」
「お預かりします」
依頼者から代金は受け取らず、事前に地元の静岡で靴磨きを行い、今回の活動に賛同してくれたお客さんから預かったお気持ち代を充てています。
靴磨き職人見習い・大久保 海輝 さん(静岡県浜松市):
「(地元の)みんながいろんな思いを俺に届けてくれたので、その気持ちをみんな能登の人たちにこたえられたらと思います」
こちらは奥能登豪雨により水没し、泥まみれなった革靴。
靴磨き職人見習い・大久保 海輝 さん:
「水に流されちゃって泥が付いちゃって、流されたから磨いてほしいみたいな、汚れたときよりも絶対に綺麗にしたいので」
ブラシや専用のクリーナを使って細かい汚れを丁寧に落としていき、20分ほどで作業が終わると早速、依頼者のもとへ…
「これで泥とれましたか?」
「綺麗になりました。ありがとうございます」
「ありがとうございました。」
依頼者:
「ほんとにピカピカ。買ったばかりの新しい靴に生まれ変わりました。なんかうれしくなります。自然と笑顔がでて」
靴磨き職人見習い・大久保 海輝 さん:
「自分が(靴を)きれいにして、地震の影響を少しでも和らげて、気持ちをよくしたいと思っています」
大久保さんは、4日も輪島市町野町の集会所で靴磨きを行う予定です。