地価公示 石川県全体の平均“新幹線開業効果”で上昇続く 被災した能登は下落幅が拡大
土地の取引価格の目安となる地価の調査結果が発表されました。地震で被害を受けた能登は下落傾向にあるものの、石川県全体では新幹線の開業効果もあり、上昇傾向が続いています。
石川県内223地点の土地の平均価格は、1平方メートルあたり8万5000円と、去年より3100円上昇しています。
北陸新幹線の敦賀開業の効果で、金沢を中心に観光客が増えたことなどが影響し、住宅地、商業地、工業地のいずれも価格が上がっています。
商業地では、金沢駅前の本町2丁目が112万円と北陸5県で最高価格となったほか、自治体別でみると新幹線の新駅開業効果などから、加賀市が石川県内1位の上昇率となりました。
一方、地震や豪雨で大きな被害を受けた能登地区では、下落幅が各地で拡大し、珠洲で14.6%となるなど、7市町全てで変動率が大きく下がっています。
最終更新日:2025年3月18日 23:00